もしも現代日本が、そのままドラクエの世界だったら。
剣や魔法が存在し、町と城があり、職業が明確に分かれている世界だとしたら、
日本の「会社員」は、どの職業に割り当てられるのだろうか。
勇者ではないのは確かだ。
会社員の多くは、世界を救う使命を与えられているわけではない。
だが、確実に世界を“回している側”ではある。
まず前提:会社員は「冒険者」ではない
ドラクエにおける冒険者は、
自分で町を出て、危険を承知で経験値を稼ぎに行く存在だ。
一方、会社員はどうか。
- 行き先は決まっている
- 装備は自分で選べない
- 危険度は低いが、自由度も低い
この時点で、会社員は「冒険者」ではない。
むしろ、組織に所属する職業に近い。
最も近い職業①「戦士(量産型)」
多くの会社員に一番近いのは、
実は戦士だと思う。
戦士は、
- 前線で戦う
- 特殊能力は少ない
- 装備と体力がすべて
これは、現場系の会社員にかなり似ている。
営業、製造、物流、販売、現場管理。
毎日同じフィールドに出て、
HPを削りながら戦い続ける。
強くはなるが、
レベルが上がっても新しい技を覚えるわけではない。
昇給も「微増」だ。
知識職の会社員は「魔法使い」寄り
一方で、
- IT
- 研究
- 設計
- 分析
こうした職種の会社員は、
魔法使いに近い。
魔法使いは、
- 体力は低い
- 知識とMPが命
- 使えなくなると一気に戦力外
これはまさに、
スキル更新を怠ると一気に価値が下がる知識労働と重なる。
ただし問題がある。
会社組織では、
魔法使いが「好きな魔法だけ使う」ことは許されない。
結果として、
MPを消耗し続けるブラック魔法使いが量産される。
中間管理職は「僧侶」
部下を回復し、
上司の顔色を見ながら、
自分は後回し。
これは完全に僧侶だ。
- 回復役
- サポート専門
- 自分は倒れやすい
しかも、
会社というパーティでは、
僧侶が感謝されにくい。
回復は「やって当たり前」。
ミスした時だけ責められる。
現代日本の管理職が消耗する理由が、
ドラクエの職業で見るとよく分かる。
本社・企画職は「賢者」…になりきれない
本来、
企画・戦略・経営に関わる人間は賢者であるべきだ。
だが現実は違う。
賢者は、
- 魔法も回復も使える
- 判断力が高い
一方、会社の企画職は、
- 決定権がない
- 責任だけ重い
- 上からの指示待ち
結果として、
MPだけ削られる中途半端職になりがちだ。
もしAIが職業を決めたらどうなるか
ここで、
もしAIが「効率だけ」で職業を割り振ったらどうなるか。
おそらくこうだ。
- 会社員の8割は「戦士」
- 一部が「魔法使い」
- 管理職は全員「僧侶」
- 勇者は存在しない
なぜなら、
会社員という仕組み自体が
「安定運用」を目的としているからだ。
結論:会社員は“世界を救わない職業”
もし現代日本がドラクエの世界だったら、
会社員は世界を救う存在ではない。
だが、
- インフラを支え
- 町を維持し
- 冒険者が活動できる土台を作る
世界が壊れないように守る職業ではある。
勇者になれなくても、
世界は回る。
それが、
現代日本×ドラクエで見た
会社員という職業の正体だ。


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