「もしAIにドラクエ12の世界設定を作らせたら、どこまで“それっぽく”なるのか?」
そんな純粋な疑問から、この実験を始めた。
今回は、
世界観・時代・テーマを最低限だけ指定し、
AIがどんな設定を出してくるかをそのまま記録する。
今回使ったAIと前提条件
- 使用AI:ChatGPT
- 目的:公式設定の予想ではなく、“AIが考えるドラクエらしさ”の観察
- 人間側は修正・誘導なし(初回出力をそのまま評価)
実際に使ったプロンプト(全文公開)
あなたはRPGの世界設定を作るプロです。
ドラゴンクエスト12を想定した世界設定を考えてください。
条件:
・ダーク寄りだが、ドラクエらしさは失わない
・中世ファンタジーをベースにする
・勇者・魔王・人間の関係性が分かること
・過去作の固有名詞は使わない
・世界観、時代背景、テーマを含める
AIが出力した世界設定(要約)
AIが出してきたのは、次のような設定だった。
- 世界はかつて勇者と魔王の戦争によって荒廃
- 勇者は「救済者」ではなく「選択を迫られる存在」
- 魔王は単なる悪ではなく、人間の欲望から生まれた存在
- 人々は勇者を恐れ、信じきれていない
全体として、
**「正義が揺らぐ世界」「選択がテーマ」**という構成。
確かにダークだが、
勇者・魔王・人間の三角関係は、
しっかりドラクエの文法に沿っていた。
正直に感じた「それっぽい点」
良かったのはこのあたり。
- 勇者を絶対的存在として描いていない
- 魔王に“理由”を与えている
- 世界全体に疲弊感がある
これは
近年のドラクエが向かっていそうな方向性とも一致する。
AIは
「ドラクエ=単純な勧善懲悪ではない」
という理解を、かなり正確に持っていた。
逆に「AIっぽい」と感じた違和感
一方で、違和感もはっきりあった。
- 設定がやや抽象的
- 町・人・生活の匂いが薄い
- プレイヤー視点の“感情導線”が弱い
つまり、
構造は上手いが、体温がない。
ドラクエ特有の
- 小さな村の不安
- 名もなき人の生活
- ちょっとしたユーモア
この辺りは、
やはり人間の補完が必要だと感じた。
この実験で分かったこと
今回の実験で一番はっきりしたのは、
AIは「世界の骨組み」は作れるが、
「世界の空気」は作れない
という事実。
逆に言えば、
- 骨組み:AI
- 肉付け:人間
という役割分担なら、
制作効率は一気に上がる。
まとめ:ドラクエ×AIは“下書き”として優秀
AIにドラクエ12の世界設定を作らせた結果、
- 完成品にはならない
- だが、叩き台としては十分すぎる
という結論になった。
もし制作側にAIがいるなら、
最初の「白紙の恐怖」を消す役としては、
かなり有効だと思う。
ドラクエらしさの最後の一押しは、
やはり人間の仕事だ。


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