AIを使えば、記事は簡単に量産できる。
これは事実だ。
とくに「ドラクエ×AI」のようなテーマは、設定も人気も揃っているため、
やろうと思えば1日10本、20本と増やせてしまう。
それでも、このサイトではあえて量産しすぎない。
理由はシンプルで、量を増やすほど品質が落ちることを、実際に体験したからだ。
AIは「書ける」が「考えてはいない」
AIは優秀だ。
構成も整っているし、文章も破綻しない。
だが、AIがやっているのは「最適そうな文章の再構成」であって、
世界観を理解して考えているわけではない。
ドラクエの世界には、
・勇者の成長
・魔王という存在の重み
・村人の生活感
・善悪の曖昧さ
こうした“空気”がある。
量産を始めると、この空気が一気に薄くなる。
最初はそれっぽく見える。
だが10本、20本と続けるうちに、
文章がテンプレ化し、「どこかで読んだ話」になる。
量産すると、崩れるポイントがある
実際に試して分かったが、
量産フェーズに入ると、次の現象が起きやすい。
・勇者が毎回同じ性格になる
・魔王が単なる悪役になる
・感情の起伏が浅くなる
・結論が予定調和になる
これは偶然ではない。
AIが「最も安全で平均的な表現」に寄っていくからだ。
結果として、
ドラクエっぽいが、ドラクエではない文章が増える。
品質管理は「人間がブレーキを踏むこと」
このサイトで重視しているのは、
AIの性能よりも、人間がどこで止めるかだ。
・この話は本当に出す価値があるか
・世界観を壊していないか
・同じ結論を繰り返していないか
これを毎回確認する。
そのためには、1日に出せる本数は自然と限られる。
量産しないのは、
能力が足りないからではない。
ブレーキを踏んでいるだけだ。
検証・失敗・改善を残すため
もう一つの理由は、
このサイトが「完成品」よりも
制作過程そのものを価値にしているからだ。
・どんなプロンプトを使ったか
・どこで失敗したか
・なぜボツにしたか
こうした記録は、
量産をしていると残らない。
だが、これこそが
AI時代のE-E-A-T(経験・専門性・信頼性)だと思っている。
検索のためではなく、積み重ねのために書く
量産すれば、短期的なPVは増えるかもしれない。
だが、
・読み返したくなるか
・引用したくなるか
・「この人は分かっている」と思われるか
そこを考えると、
答えは自然と決まる。
ドラクエ×AIは、
消費されるネタではなく、
考察され、積み重なるテーマであるべきだ。
結論|少ない方が、強い
ドラクエ×AI記事を量産しすぎない理由は、
戦略でもマーケティングでもない。
ただ、
いいものを作りたいからだ。
AIはアクセルを踏む道具だが、
品質を守るのは人間しかできない。
だからこのサイトでは、
数を誇らない。
代わりに、
一つ一つの制作ログを残す。
それが、
ドラゴンクエストという
巨大な世界観を扱う上での、
最低限の礼儀だと思っている。


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