ドランゴが主人公だったら?|ドラクエ×AIで考えるもう一つの冒険

AIストーリー生成

ドラゴンクエストVIには、数多くの個性的な仲間が登場します。

その中でも、圧倒的な存在感を持っているのがドランゴです。

高い戦闘能力を持ち、仲間になれば非常に頼もしい存在。しかし物語の中心人物というより、主人公たちの冒険に途中から加わる強力な仲間という立ち位置です。

では、もし立場が完全に逆だったらどうなるでしょうか。

主人公がドランゴだったら?

人間の勇者を中心に世界を見るのではなく、一匹のドラゴンの視点から人間や魔物、そして世界そのものを見る物語です。

今回は原作とは異なる「別世界線(IF)」として、AI的な発想を交えながら考えてみます。

※本記事はゲーム作品を題材にした独自のIF考察です。公式ストーリーとは異なります。

主人公は「勇者」ではなくドラゴン

物語の始まり。

ドランゴは荒野で目を覚まします。

しかし、自分がなぜここにいるのか分かりません。

覚えているのは戦いの記憶だけ。

そして、

「強い者と戦いたい」

という本能です。

普通のRPGなら、主人公は町へ行って王様から使命を与えられるかもしれません。

しかしドランゴはドラゴンです。

町に入った瞬間、大騒ぎになります。

兵士は武器を構える。

住民は逃げる。

子どもは家の中へ隠れる。

ドランゴ本人には攻撃する意思がないのに、人間から見れば巨大な魔物が現れたようにしか見えません。

ここから、ドランゴの冒険が始まります。

最初の敵は人間かもしれない

ドランゴ主人公版で面白いのは、「人間=味方」というRPGの常識が成立しないことです。

ドランゴが森を歩いている。

そこへ冒険者が現れる。

普通なら冒険者は味方になりそうですが、相手からすればドランゴは討伐対象です。

「ドラゴンが出たぞ!」

戦闘開始。

しかしドランゴは困ります。

倒すこと自体は難しくありません。

問題は、倒していいのかということです。

ここでドランゴは初めて考えます。

強いことと、相手を倒すことは同じなのか?

この疑問が物語全体のテーマになります。

テリーとの出会いが逆転する

そして、このIF物語でも重要人物として登場するのがテリーです。

原作とは違い、今回はドランゴ側からテリーを見ることになります。

若い剣士が一人で現れる。

ドランゴは思います。

「こいつは強そうだ」

戦ってみたい。

テリーもドランゴを強敵として見る。

こうして二人は激突します。

剣と爪。

技と力。

人間とドラゴン。

長い戦いの末、ドランゴはテリーを倒します。

しかし、とどめは刺しません。

倒れているテリーを見ながら、ドランゴはその場を去ろうとします。

そこでテリーが言います。

「待て」

ドランゴが振り返ります。

「なぜ俺を倒さない?」

この瞬間から、二人の関係が変わります。

今度はテリーが仲間になる

通常なら「強い人間の仲間になる魔物」という構図です。

しかし今回は逆。

テリーがドランゴの仲間になります。

もちろん最初から仲良しではありません。

テリーは、

「お前についていくわけじゃない。同じ方向へ行くだけだ」

と言うかもしれません。

ドランゴも気にしません。

二人はほとんど会話をしない。

それでも戦闘になると抜群に強い。

前衛には巨大なドランゴ。

その横を高速で動くテリー。

この二人だけでも、普通の魔物なら相手になりません。

ところが旅を続けるうちに、ドランゴには一つの弱点が見えてきます。

ドランゴは人間社会を知らない

戦闘では最強クラス。

しかし町では最弱です。

宿屋に泊まれない。

店に入れない。

人間のお金の価値がよく分からない。

王様にも会わせてもらえない。

そこで活躍するのがテリーです。

テリーが人間社会との窓口になります。

「そこで待ってろ」

そう言って一人で町へ入る。

食料を買い、情報を集め、戻ってくる。

ドランゴには戦闘力がある。

テリーには人間社会で生きる能力がある。

二人はまったく違うからこそ、最高のコンビになっていきます。

ハッサンと出会ったらどうなる?

さらに旅の途中でハッサンと遭遇します。

ドランゴを見たハッサンは驚くでしょう。

しかし、怖がって逃げるタイプでもありません。

むしろ、

「でっけえな!」

と興味を持ちそうです。

そしてなぜか力比べが始まる。

岩を持ち上げるハッサン。

さらに大きな岩を持ち上げるドランゴ。

負けたハッサンは悔しがる。

翌日、再挑戦。

また負ける。

しかし、ドランゴはそんなハッサンを嫌いになれません。

やがてハッサンも仲間になります。

ここで、

ドラゴン+剣士+武闘派

という、とんでもなく攻撃的なパーティーが完成します。

ミレーユがドランゴを変える

このパーティーに必要なのは、戦闘力ではありません。

冷静に周囲を見る人物です。

そこでミレーユが登場します。

ミレーユはドランゴを見ても、すぐには敵と判断しません。

「あなた、本当に人間を襲いたいの?」

そう聞きます。

ドランゴは答えられません。

今までそんなことを考えたことがなかったからです。

魔物とは何なのか。

人間とは何なのか。

なぜ争っているのか。

ミレーユとの出会いによって、ドランゴは初めて「世界そのもの」に興味を持つようになります。

魔物からも裏切り者と呼ばれる

ところが、人間を助け始めたことで別の問題が発生します。

今度は魔物たちから敵視されます。

「人間の味方をするドラゴン」

「魔物の裏切り者」

そんな噂が広がっていきます。

人間には魔物として恐れられる。

魔物には人間側についた裏切り者として嫌われる。

ドランゴは、どちらにも完全には属せません。

ここがドランゴ主人公版の最大の特徴です。

勇者なら「人間世界を守る」という目的があります。

しかしドランゴには、それすらありません。

では、何のために戦うのでしょうか。

「誰の味方でもない」という答え

物語中盤。

ある村が魔物に襲われます。

ドランゴは村を助けます。

ところが戦いが終わっても、住民たちはドランゴを怖がっています。

誰も近づいてきません。

ドランゴは静かに村を去ります。

テリーが聞きます。

「そこまでして人間を助ける必要があるのか?」

ドランゴは考えます。

そして一つの答えにたどり着きます。

人間だから助けたわけではない。

魔物だから倒したわけでもない。

自分が正しいと思ったことをしただけ。

ドランゴは人間の勇者にはなりません。

魔物の王にもなりません。

誰かに決められた正義ではなく、自分で判断する存在になっていくのです。

最終決戦で選ぶもの

やがて世界を脅かす巨大な存在との戦いが始まります。

ドランゴには誘惑が与えられます。

「人間はお前を恐れた」

「魔物もお前を捨てた」

「ならば、お前自身が世界の支配者になればいい」

力だけを考えれば、それも可能かもしれません。

しかしドランゴは拒否します。

旅の中で知ったからです。

強さとは、支配するためだけに使うものではない。

テリー。

ハッサン。

ミレーユ。

旅で出会った人々。

最初は自分を恐れていた人間たち。

彼らとの経験によって、ドランゴは単なる強いドラゴンではなくなっていました。

最後の戦いへ向かいます。

エンディング|勇者と呼ばれなかった英雄

世界は救われます。

しかしドランゴは城へ行きません。

勲章もいらない。

英雄として称えられることにも興味がありません。

静かに旅立とうとします。

そこへテリーが現れます。

「また強いやつを探すのか?」

ドランゴは前を向きます。

そして歩き出します。

テリーも、その後ろを歩いていきます。

町では後になって、奇妙な噂が残ります。

かつて世界が危機に陥ったとき、一匹の巨大なドラゴンが人間と共に戦った。

しかし、そのドラゴンの本当の目的を知る者はいない。

勇者ではなかった。

王でもなかった。

それでも確かに、世界を救った存在だった。

もしドランゴが主人公だったなら、これは「魔物が人間になる物語」ではないのかもしれません。

人間と魔物という境界を越えて、

「自分はどう生きるのか」

を一匹のドラゴンが見つけていく物語になるのではないでしょうか。

そして、その隣には最後まで、一人の剣士が歩いている。

そんな別世界線のドラゴンクエストも、見てみたい気がします。

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